ここ数年web制作の人をフォローしてると「1ヶ月の独学で実案件を受注し、無事納品しました!」とか「稼ぎました!」みたいな投稿があって、私は何年もだらだらプログラミング勉強してるのに、結局実案件で仕事ってもらってないな〜とか
お金という意味ではブログ経由でアフィリ案件のみ。あとはwebライティング、デザインでいただいたことがあるくらい。
実は最近までプログラミングやコーディングで身内以外の実案件こなしたことがありませんでした。
たまたま昔からの知り合いの方からの紹介でweb制作会社をされている方の案件を担当することになり、それが見事に失敗した話を書きます。
レスポンシブ撃沈
自分のポートフォリオもレスポンシブで作れてるし、概念も理解できてる(はず)ということで、そこまで難しくなさそうな(だいたいどういうコードを当てればいいかわかる)LPを任せてもらうことになりました。
- XDからコーディング
- ピクセルパーフェクトは求めない
- PCとスマホ・タブレットでレスポンシブも
- 納期は4日後(できれば2日ぐらいで仕上げてもらえれば)
という案件でした。
慣れている人なら1~2日がっつりすれば終わるということでした。
私は慣れていないので3日は最低でも欲しいな、、と思ってそれも快諾いただきました(納期当日がパフォーマンスの仕事が入っていたので前日までには終わらせるつもり)
そしてPC部分は若干の不安はあるものの、一応だいたい完了、その後レスポンシブに映ったけれど、どうも、、文字サイズ、参考の企業様のサイトとレスポンシブにしたとこの動きが違う、、メディアクエリは指定通り。やばいい。。
私がこの日までにやりますと言った期日の日まで、コーディング自体はやったものの、
「レスポンシブが崩れていて、このままでは納品できません」とのこと。
私は今までグーグルクロームでしか検証ツールを使っていなかったのですが(クロームだと普通にレスポンシブ表示になっていた)
firefox使ってみてください。全然レスポンシブになってません
え、、、、嘘でしょ。
と、慣れないfirefoxの検証ツールを使ってみたところ、文字がぐちゃぐちゃ、
いやああああ〜〜〜〜!
XDデザインの書き出し
デザインカンプはXDを使用。自分でカンプを触ったことはあるけれど、XDを使って書き出したり、コードを書いたことはない。
一通り、参考ブログなどを読んでその通りに書き出して行けたので、「以外と楽勝かも〜」なんて考えていました。
そこでも落とし穴が
- 細かいイラストの場合はグループ化が中途半端だと、よく見たら、イラストの一部が書き出せてない場合がある
- レスポンシブにした場合、抽出したcssが全然当てはまらない場合がある
- 同じデザインだから共通の画像だと思っていたらPCとSP(レスポンシブ)と画像をそれぞれのXDのものを使わなければいけなかった
その他たくさんありますが、思いつく大きな部分としてはこんな感じです。気をつけてください。
酷評と労いと落ち込み
結果的に、期日納品を考えると私のスキルでは間に合わないと感じたため制作会社の社長に、ここまでしかできてません、これをこうするのはもし余裕があるなら時間までチャレンジさせていただきたいのですがどうでしょう?
くらいな感じでお伝えしたところ、納期が間に合わないので却下。
結局修正、作り直しを会社の方でしていただくことになりました。
「正直、納品できないし、報酬払えるレベルではない」と伝えられました。
自分ももらえなくても仕方ないと思っていましたが
「数日忙しい中で頑張っていたのはわかるので、半額支払います」と言っていただけました。
この時点で自分的には金額云々の話ではなかったので、なんだか、敗北感でした。
頑張ったことに対する報酬。でも結局結果は私のやった功績はない。
それって踊った時もそうなんですが、明らかに下手なダンサーに対する労いのチップみたいな感じですかね、頑張ったね、みたいな。
断ろうかと思いましたが、先方の言ってることは受け取ろうと思いました。(金額は数千円です)
- できると思ったことができなかったこと
- 同時期に本業だった踊りもボロボロになっていたこと
でダブルで落ち込みまくりました。
ただ、はっきり言ってくださる上に、報酬も、あと修正後のコードもいただけてその社長様には感謝しかありません。
まとめ
- やばいときは納期より早めに現状を報告して指示を仰ぐ
- googleに頼り過ぎない(検証ツールの件)
- 未経験、経験浅いうちはメンターなり、友人なり詳しい人に聞ける状態を作っておく←私はいたのですが、「もう少しでできそうだし、、」と質問せずに無理やり自力ですることに執着してしまった。
自分が頑張った云々ではなく実案件は結果が全てです。
落ち込んだけど、挑戦したこと自体は自分を褒めてやろうと思います。